Battle01 写真詐欺の女 エピソード10
■Battle01ーエピソード10(違和感)
前回の復習:エピソード9はこちらから
英二郎「ではとりあえずお店に入りましょうか」
そういってホテルのラウンジへ。
その日は残念ながら幸運にも席が空いていたので、スムーズに座る事ができた。
英二郎「お待たせしましたか?こちらには気づかれてました?」
由花子「は、はい・・・」
英二郎「そうだったんですね、声をかけてくれればよかったのに。」
由花子「そうですね・・・」
話を聞くと、15分前には到着していたようで、こちらの事は認識をしていたとの事。私とエンヤさんが何やら話し込んでいるようだったので、声をかけるのをためらっていとそうだ。
なるほどそうかと一瞬思ったが冷静に考えて、ずっと話し込んでいた訳ではないし、明らかにこちらは人探しをしていたことは明白だったはず。
なんだろうこの違和感。
思えば先程から、こちらの問いかけには反応するものの、由花子からは全く話しかけてこない。
これは・・・まさか・・・
Battle1ーエピソード11へつづきます。