Battle02 ハイステータスの女 エピソード12
■Battle02ーエピソード12(バリキャリ系と思いきや3)
前回の復習:エピソード11はこちらから
似鳥さん「・・・えーっとですね・・・」
明らかに反応が鈍い、切り込み失敗か??
ここは一旦間合いを取り直して・・・
英二郎「初対面なのに失礼な事を聞いてしまいましたね、すみません。無理に話していただく必要はありませんので」
似鳥さん「いえ、そういう訳ではなく・・・そのですね・・・」
これはもうひと押しか?
似鳥さんの気持ちの整理をしているようなので、しばらく待っていると、似鳥さんがおもむろに込み入った話しを始めてくれました。
似鳥さん「過去お付き合いした男性はお一人だけで、それも大学の時の同級生なんです」
なるほど。
免疫が少ない事を恥ずかしいと思っている系だったようです。
しかも似鳥さんの話のニュアンスを読み解くと、学生の時にお付き合いした方とは、恐らく清いおつきあいであった可能性が高そうです(妄想ですがw)
英二郎「そうなんですね。似鳥さんはとても素敵な女性なので、周りの男性が放おっておかない気がします。少し高嶺の花に見られてたのかもしれませんね」
似鳥さん「いえ、そんな事はないと思いますが・・・」
まんざらでも無い反応だ。
男性免疫の少なさを最大限良いイメージで切り替えせたと我ながら思う。
切り返し(カウンター)のコツは・・・
さて。そろそろお見合いも時間一杯。
次回はお見合いで一番重要なクロージングです。
Battle02 ハイステータスの女 エピソード11
■Battle02ーエピソード11(バリキャリ系と思いきや2)
前回の復習:エピソード10はこちらから
英二郎「医学部の勉強は大変かと思いますし、今のお仕事のペースだと中々異性とお付き合いしている時間もありませんよね」
似鳥さん「そうですね・・・」
さてどうしたものか。
ここで一歩踏み込むのが吉と出るか凶と出るか、まだわかりません。
IBJのシステム上、最初のお見合いは1時間程度で切り上げることとされており、あまり長引かせると苦情を受けることもあるようです。
お互いまだ話し合いたいという気持ちがあったとしても、1時間程度というのがマナーとなっており、時間を区切らないと、相手の仲人さんからマナーの悪い相手と判断されたりします。
時間はあと20分程度。
仕事や趣味などのお決まりのトークでソフトランディングさせることも可能ですが、ここで踏み込むことでインパクトを残せるチャンスでもあります。
英二郎「男性とのお付き合いの機会があまりなかったとの事でしたが、ちなみにこれまで何名ぐらいの男性とお付き合いされましか?」
熟慮の結果切り込みました。
正直な話、似鳥さんのスペックから言ってそもそも何でお見合いが成立したのか不思議なくらい不釣り合いな二人です。
四方山話を1時間程度して終わりでは、交際に発展する可能性は低いと判断。
私も受ける側のときには、そんなに深く考えず、顔が多少好みであるとか、趣味があいそうとか、なんとなくの感覚でお返事をする事が多いので、実際にお会いした際に何かしら良い方面のインパクトが無いと、先に繋がりません。
私のスペックではそもそも太刀打ちできませんので、ここは会話をリードし、「人生経験の豊かさ」で勝負をかけることにしました ( ー`дー´)キリッ
まあたいして誇れるような人生でもないですが、年上の男性のゆとりにひかれる女性が多いのも確かです。
さて切り込みの結果は如何に??
次回へ続きます。
Battle02 ハイステータスの女 エピソード10
■Battle02ーエピソード10(バリキャリ系と思いきや)
前回の復習:エピソード9はこちらから
似鳥さん「実はあまり男性との交際経験は無くて・・・」
完全にバリキャリ系と読んでいたのが、まさかの男性免疫少ない系(今回の場合は、交際経験が少なくて、男性のことがよくわからないという事)お嬢様の属性も持ち合わせていたとは。
会話の難易度が一気に上がりました。
男性免疫の少ない女性と会話する場合、その免疫の無さを本人がどう捉えているかによって、アプローチが180度変わりますし、これを読み違えると大きな地雷を踏むことになります。
女性側の捉え方のパターンは大きく3つでしょうか。
・(男性免疫が少ない事を)恥ずかしいと思っている
・(男性免疫が少ない事を)何とも思っていない
・(男性免疫が少ない事を)美徳に思っている
日本人的な同調圧を背景に、異性との交際経験が極端に少ない事は、恥ずかしい事と感じてしまっている方が多い気がします。
ただ、結婚に神聖的なものを求めいたり、家庭環境を背景に、それを美徳としている方も中にはいらっしゃいますし、そもそも何とも思わない人も少なからずいます。
ですので安牌なアプローチの姿勢としては、男性免疫が少ない事については、恥ずかしがるような事ではなく、むしろ良い事かもしれませんね・・・ぐらいのスタンスが正解なのかもしれません。
実際には妙齢の女性が過去男性とお付き合いした事が無いとか、あっても1名、2名でしかも清い交際のみで、経験が無いなんて聞くと、いろいろな面で不安になります。
女性の処女性や初々しさを求める男性は多いとは思いますが、それも程度問題ですし、ある程度男性の本性や内面に触れたり、現実がわかっている女性のほうが、後からマイナスGAPによって幻滅されなくて良いと私は考えています。
まあ、このあたりは人それぞれの価値観の違いなので、正解があるわけではありません。あくまで私はそう思うだけです。
次回はだんだんと踏み込んだ話をしていくことになります。
Battle02 ハイステータスの女 エピソード9
■Battle02ーエピソード9(ダブルライセンス2)
前回の復習:エピソード8はこちらから
英二郎「すごい荷物ですね・・・」
似鳥さん「実は実家と自宅を行ったり来たりしていまして」
英二郎「はあ・・・」
きっと間抜けな顔をさらしていたのでしょう。
似鳥さんが事情を一から丁寧に説明してくれました。
ちなみにまだお互い名前を名乗っただけのタイミングですw
似鳥のさんの話を掻い摘んで説明すると、彼女はダブルワークをしているとのこと。
内科医として実家の病院を手伝う傍ら、動物病院の手伝い(獣医のライセンスは持っていないとのことでしたが)をしているそうな。
ドクターは激務のイメージしかなかったが、まさかダブルワークをしているドクターがいるとは(;^ω^)
実際週6日働いて、休みは勉強。
週5実家の病院を手伝い、そのまま実家で暮らす。
週末は動物病院を手伝うルーティンで、自宅には週末しか帰らないそうだ。
今日は実家の病院を手伝った後、明日の動物病院の手伝いの用意をもって、そのまま自宅にもどる帰路の途中とのこと。
荷物の謎は解けたものの、今度はなぜそんな働き方になるのか、俄然興味が湧いてしまい。気がついたら仕事の話ばかりしてしまい、まるキャリアカウンセラーとの面談のようなお見合いになってしまった。
反省
お見合い時間は1時間と限りがあるので、途中で方向転換し、鉄板トークである、好きな異性のタイプの話題に。夜の雰囲気も手伝って、盛り上がると思いきや、話題が変わったとたんに、似鳥さんの歯切れが悪くなった。
これはもしや・・・
つづきます。
Battle02 ハイステータスの女 エピソード8
■Battle02ーエピソード8(ダブルライセンス)
前回の復習:エピソード7はこちらから
似鳥さんとのお見合いは珍しく平日の夜のスタートでした。
お見合日程の調整はIBJのシステム上では、お見合いの申込みを受けた人がいくつか候補日を提示し、システムアプリまたは担当の仲人さんから調整依頼の連絡が来ます。
私の担当のエンヤさんはアプリが普及しだす前からのベテランなので、直接ラインで連絡がバシバシ飛んできます。
※三度エンヤさん。画像は本当にイメージなんです。いいね?
エンヤさん「先方かなり忙しい人みたいだから、遅い時間で悪いけど21時スタートね」
英二郎「やっぱり女医さんって大変なんですね。わかりました」
待ち合わせはホテルのラウンジですが、流石に平日の夜は空いています。
不定休のお仕事の方とのお見合いは、平日夜もたまにありますが、流石に21時スタートは初体験。お腹が鳴るといけないので匂いがつかないよう、お蕎麦を軽くたべて、待ち合わせのラウンジへ。
エンヤさんの教えを律儀に守り、15分前には到着し待機。
しばらくすると、花柄で少し派手目ながら可愛いスカートを履いた女性が、やたらと沢山の手荷物をもって現れました。
英二郎「似鳥さんですか?はじめまして英二郎です」※実際には名字を名乗っています
似鳥さん「あっ、はじめまして似鳥です。遅い時間にすみません」
こちらから申し込んだので、時間についての決定権は先方にあるのに、のっけから「遅い時間にすみません」と言えるなんて、すごく気遣いをされる素敵な女性だなというのが第一印象でした・・・
|д゚)チラッ
ごめんなさい。嘘です。
沢山の手荷物が気になってしょうがなかったですw
いや、なかなかすごかったんですよ。手荷物。
服装は流石にハイスペ女子らしく、なかなか派手目なスカート履いてきたなと思ったのですが、それ以上に溢れんばかりの手荷物が先に目はいります。
買い物帰りかなとも思ったのですが、よくあるショップ系の紙袋が片手に3つずつぐらい、両手でフラフラしながら歩いてくるんですよ。千鳥足かってぐらい。
という訳で会話は紙袋の中身からスタートです。
次回につづきます。
Battle02 ハイステータスの女 エピソード7
■Battle02ーエピソード7(私失敗しないので)
前回の復習:エピソード6はこちらから
今回のお相手は前回までのお嬢様シリーズでいうと・・・
・両親のいいなり系お嬢様
・男性免疫が少ない系お嬢様
・バリキャリ系お嬢様
以上の3ステータスの要素を兼ね備えた女性です。
結論からお伝えすると、交際まで発展しましたが、真剣交際までには発展しませんでした。
今思い返すと、我ながらよくこんなハイスペ女子と交際が成立したなと思います。
今回の相手は便宜上「似鳥さん」とさせていただきます。
※似鳥(似鳥)ユキエは女医ではなくナースですねけどねw
似鳥さんも結婚相談所のIBJ経由での出会いがきかっけでした。
ハイスペ女子へのコンタクトは結婚相談所が最強です。
高コストに目を瞑ることができればですが。
似鳥さんへは私から申し込みをしました。
入り口はストレートに顔でしたが、プロフィールを見ると仰天。
女医さんでした。
看護師や薬剤師の方は多いですが、女医さんは珍しいです。
そのうえ、女医さんのプロフィールにはほとんどの場合、お相手に求めるものとして、医者である事や旧帝大の学歴である事など、非常にハードルの高い条件が赤裸々に課されていることが多いです。
そんな中似鳥さんのプロフィールには優しくて誠実な方など、ごくごく一般的でありきたりなコメントが記載されているのみ。
あまり条件など気にしない人なのかなーなんて思っていましたが、お相手の家族構成を見ると、開業病院を経営する医療法人を一族でやっているようで、結構ガチ目のお嬢様で有ることがわかりました。
正直お見合いが成立するとは思っていませんでしたが、申し込むこと自体にはお金はかかりませんので、少しでも気になったお相手には申込みしないと損です。
損得だけで考えるわけではありませんし、相手にとって迷惑かなと思うこともありますが、そこは多少鈍感力を働かせていかないと、婚活なんてやってられません( ー`дー´)キリッ
次回からお見合いスタートです。
エピソード8へつづきます。
Battle02 ハイステータスの女 エピソード6
■Battle02ーエピソード6(派手目の女に要注意)
前回の復習:エピソード5はこちらから
引き続きは婚活マーケットにおけるハイステータス女子の分類について、その動機と対処法をほぼ妄想で書いていきたいと思います。
ほぼ妄想なので話半分に見ていただければ幸いですw
・両親のいいなり系お嬢様
・男性免疫が少ない系お嬢様
・バリキャリ系お嬢様
・経営者系お嬢様 ←今回はここのお話
お嬢様会のラスボスの登場です。
いや、彼女たちをお嬢様と分類するのは失礼かもしれません。
いわゆる女性実業家です。
※ちなみに美容系の個人事業主(フリーのネイリスト等)はこのカテゴリーには含んでいません。
もちろんパトロンやタニマチのような存在がいたとしても、事業を経営していくというのは並大抵の事ではないと思います。
プロフィールにも自信が満ち溢れており、痛々しいほどきらびやかな写真で決めポーズを取り、自分の自由さを受け入れてくれる器の大きい男性が良いとかなんとか書いてある事が多いです(ようするに金で苦労したくない)
ちょっと批判的になってしまいましたね。反省。
でも、妬みがあるのかもしれませんが・・・
プロフィールみただけで絶対性格悪そう!って確信できる人が多いのもこのカテゴリーの方たちなんですよねー ヽ(`Д´#)ノ ムキー!!
まあ、お相手からしても私のうような凡庸な男性は絶対に選ばないと思いますが、負け惜しみでもなんでもなく私も絶対に選びません。
もちろん成功者の方たちですので、人格者と見受けられる方や、仕事が大変だからパートナーには癒やしを求めるなど、カテゴリー内にも様々な人はいらっしゃると思いますが、私は相容れないと感じる方が多いです。価値観の違いは大きいですよね。
男の嫉妬は見苦しいのでお嬢様シリーズはこれにて説明終了です。
次回から今回のシリーズの本題に入っていきたいと思います。
(毎回本題入る入る詐欺ですね)m(_ _)m