Battle02 ハイステータスの女 エピソード16
■Battle02ーエピソード16(天国と地獄)
前回の復習:エピソード15はこちらから
お見合い終了後、早速エンヤさんに無事終了とOK返事を連絡します。
IBJのシステムを改めて確認すると、お見合い終了後早めに返事をするのがマナーで、遅くとも翌日の13時までに返答をしなければいけないがルールのようだ。
私はだいたい即答する方です。
エンヤ「了解。先方から返事がきたらシステムを通じて連絡します」
エンヤさんの反応からすると交際には発展しないだろうと思われているのがひしひしと伝わってくる。まあ、相手が相手なので、その気持ちはわかります。
仲人さんからすれば、高望みしてないで、自分の身の丈にあった相手をきちんと探しなさいといったところだろうか。
あとはアプリへ結果が届くのを待つだけです。簡単ですね。
翌日
IBJアプリを確認すると似鳥さんのステーターすが「交際中」になり、フルネームと連絡先が届いていました。
正直びっくり ( ゚д゚)ポカーン
我ながらうまく事を運べたなと思ってはいましたが、年収では恐らく私の倍以上、下手すると3倍近く稼ぎ出しそうな女医さんと交際になるとは思ってもみませんでした。
少しだけ婚活に手応えを感じた瞬間でした。
ただ、この先の結論だけお伝えをすると残念ながら成婚にはいたりませんでした。
(冷静に考えるとそりゃそうだなと思いますが)
一旦今回でBattle02ハイステータスの女は終わりますが、似鳥さんとのお付き合い自体はそこそこ続き、面白いエピソードもいくつかありますので、いつかハイステータスの女〜交際編〜を記事にできたらと思います。
次回は少し休憩をして、ブリーフィング編をお届けします。
テーマはマッチングアプリで婚活です。
Battle02 ハイステータスの女 エピソード15
■Battle02ーエピソード15(最後はストレート)
前回の復習:エピソード14はこちらから
英二郎「似鳥さんはお出かけをするのが好きとの事でしたが、最近行きたいと思っているところはどこですか?」
まずはデートにお誘いする呼び水として、相手の行きたいところや好きなエリア・ジャンルを探ります
似鳥さん「そうですね、最近はそんなに無いのですが、仕事が忙しいため、今年は初詣に行くことができていないのが、少し気になってます」
( ゚д゚ )クワッ!!
ナイスなリアクションがきました。
英二郎「そうなんですね。実は私も今年は近所のお宮さんに少し寄ったぐらいで、きちんとお参りができていないんです」
※本当の事ですよw
英二郎「実は〇〇県の〇〇神社に行ってみたいと思っていたのです、その神社の参道に名物の〇〇があって・・・云々」
プレゼンモードに入りました。
自分自身を露骨にアピールするのはなかなかに難しいのですが、観光地を魅力的に語るぐらいは私でもなんとかできます。
アピールキーワードは、「そこにしかないもの」
美容院に行ったときに、何かの役に立つかもと読んだ旅行雑誌がこんなところで役に立つとは思いませんでした。婚活も情報戦ですね。
似鳥さん「そうなんですね、とっても行ってみたいです!」
英二郎「ご縁がつながったら是非一緒にいきましょう」
最後は直球勝負でゲームセットです。
さて、結果は如何に?
続きます
Battle02 ハイステータスの女 エピソード14
■Battle02ーエピソード14(クロージングは慎重かつ大胆に)
前回の復習:エピソード13はこちらから
似鳥さんへのクロージングのアプローチに悩んだ英二郎が導き出した答えは・・・
デートの場面を具体的にイメージさせることでした。
( ̄ー ̄)ニヤリ
これは結構使える手だと思いますがいかがでしょうか?
説明します。
男性慣れをしていない女性は、そもそもお付き合いする事ってどういう事なのか?
何をするのが普通なのか?
現実は漫画やドラマとはどう違うのか?・・・など、お付き合いをするという定義が曖昧でイメージが無いため、付き合うという行為自体に及び腰になりがちです。
ようするに、よくわからないものが怖いんですね。
経験がリスクを推し量れないのです。
なんとなく怖いから海外に行った事が無い。こんな感情に近いでしょうか。
しかもお見合いにおいては、たかだか1時間話しただけで、「交際中」というステータスになってしまいます。(実際には連絡先を交換するだけなんですけどね)
お見合いのあと、その日のうちに、よくわからない人とといきなり交際する事になるんだと思うと、男性免疫の少ない女性がお見合いにOKを出すのは、中々に大変な事なんだろうなと推察されます。
そこで、通常であれば交際が成立したあとでするような、デートをどうするかという話をすることで、お付き合いをするしないというような大きな決断ではなく、お見合いの延長で、次のデートに行くか行かないかという軽めの決断をしてもらうよう仕向ける事にしたのです。
決断のハードルが高いとよほどの事が無い限り保留かお断りになりますが、お見合いにおいて保留はないため、お断りの確率が高くなってしまうと考えた結果です。
これで方針は決まりました、あとは実行です。
続きます。
Battle02 ハイステータスの女 エピソード13
■Battle02ーエピソード13(クロージングは慎重かつ大胆に)
前回の復習:エピソード12はこちらから
突然ですが、人事用語に期末効果という言葉があります。
サラリーマンであれば避けられない人事考課において、上司が陥りやすい評価エラーの代表的なひとつがこの期末効果です。
(例1)期末の大失敗⇒過去の成功事例を無視してマイナス評価してしまう。
(例2)期末の大きな成果⇒過去の失敗事例を無視してプラス評価してしまう。
人間の記憶なんていい加減なもので、1年間頑張ってきても、評価の直前にコケてしまうとこれまでの努力が水泡に帰すなんてことは、割とありますよね 。・゚・(ノ∀`)・゚・。
お見合いにおいても同様の事が言えます。
「終わりよければ全てよし」という言葉があるとおり、途中多少話がうまくいかなかったとしても、最後にまた会いたいなと思ってもらえるような仕掛けが重要です。
IBJのシステムではお見合い翌日の10時まで(うろ覚え・・・)に、お見合い相手の評価を仲人さんにおくる必要があります。理由なんて後付けです。
マルかバツか。
非常な決断が何となく日々行われているのが婚活マーケットの恐ろしいところです。
1時間のお見合い後、お互いが仲人さんに、もう一度あっても良いと意思表示する事で、交際成立となり、このタイミングで初めて連絡先の交換が可能となります。
この難関を乗り越えるため、クロージングには工夫という名の努力が必要なのです。
さて、今回はどうやってもっていくか。
創造性が試される瞬間が近づいてきます。
続きます。
Battle02 ハイステータスの女 エピソード12
■Battle02ーエピソード12(バリキャリ系と思いきや3)
前回の復習:エピソード11はこちらから
似鳥さん「・・・えーっとですね・・・」
明らかに反応が鈍い、切り込み失敗か??
ここは一旦間合いを取り直して・・・
英二郎「初対面なのに失礼な事を聞いてしまいましたね、すみません。無理に話していただく必要はありませんので」
似鳥さん「いえ、そういう訳ではなく・・・そのですね・・・」
これはもうひと押しか?
似鳥さんの気持ちの整理をしているようなので、しばらく待っていると、似鳥さんがおもむろに込み入った話しを始めてくれました。
似鳥さん「過去お付き合いした男性はお一人だけで、それも大学の時の同級生なんです」
なるほど。
免疫が少ない事を恥ずかしいと思っている系だったようです。
しかも似鳥さんの話のニュアンスを読み解くと、学生の時にお付き合いした方とは、恐らく清いおつきあいであった可能性が高そうです(妄想ですがw)
英二郎「そうなんですね。似鳥さんはとても素敵な女性なので、周りの男性が放おっておかない気がします。少し高嶺の花に見られてたのかもしれませんね」
似鳥さん「いえ、そんな事はないと思いますが・・・」
まんざらでも無い反応だ。
男性免疫の少なさを最大限良いイメージで切り替えせたと我ながら思う。
切り返し(カウンター)のコツは・・・
さて。そろそろお見合いも時間一杯。
次回はお見合いで一番重要なクロージングです。
Battle02 ハイステータスの女 エピソード11
■Battle02ーエピソード11(バリキャリ系と思いきや2)
前回の復習:エピソード10はこちらから
英二郎「医学部の勉強は大変かと思いますし、今のお仕事のペースだと中々異性とお付き合いしている時間もありませんよね」
似鳥さん「そうですね・・・」
さてどうしたものか。
ここで一歩踏み込むのが吉と出るか凶と出るか、まだわかりません。
IBJのシステム上、最初のお見合いは1時間程度で切り上げることとされており、あまり長引かせると苦情を受けることもあるようです。
お互いまだ話し合いたいという気持ちがあったとしても、1時間程度というのがマナーとなっており、時間を区切らないと、相手の仲人さんからマナーの悪い相手と判断されたりします。
時間はあと20分程度。
仕事や趣味などのお決まりのトークでソフトランディングさせることも可能ですが、ここで踏み込むことでインパクトを残せるチャンスでもあります。
英二郎「男性とのお付き合いの機会があまりなかったとの事でしたが、ちなみにこれまで何名ぐらいの男性とお付き合いされましか?」
熟慮の結果切り込みました。
正直な話、似鳥さんのスペックから言ってそもそも何でお見合いが成立したのか不思議なくらい不釣り合いな二人です。
四方山話を1時間程度して終わりでは、交際に発展する可能性は低いと判断。
私も受ける側のときには、そんなに深く考えず、顔が多少好みであるとか、趣味があいそうとか、なんとなくの感覚でお返事をする事が多いので、実際にお会いした際に何かしら良い方面のインパクトが無いと、先に繋がりません。
私のスペックではそもそも太刀打ちできませんので、ここは会話をリードし、「人生経験の豊かさ」で勝負をかけることにしました ( ー`дー´)キリッ
まあたいして誇れるような人生でもないですが、年上の男性のゆとりにひかれる女性が多いのも確かです。
さて切り込みの結果は如何に??
次回へ続きます。
Battle02 ハイステータスの女 エピソード10
■Battle02ーエピソード10(バリキャリ系と思いきや)
前回の復習:エピソード9はこちらから
似鳥さん「実はあまり男性との交際経験は無くて・・・」
完全にバリキャリ系と読んでいたのが、まさかの男性免疫少ない系(今回の場合は、交際経験が少なくて、男性のことがよくわからないという事)お嬢様の属性も持ち合わせていたとは。
会話の難易度が一気に上がりました。
男性免疫の少ない女性と会話する場合、その免疫の無さを本人がどう捉えているかによって、アプローチが180度変わりますし、これを読み違えると大きな地雷を踏むことになります。
女性側の捉え方のパターンは大きく3つでしょうか。
・(男性免疫が少ない事を)恥ずかしいと思っている
・(男性免疫が少ない事を)何とも思っていない
・(男性免疫が少ない事を)美徳に思っている
日本人的な同調圧を背景に、異性との交際経験が極端に少ない事は、恥ずかしい事と感じてしまっている方が多い気がします。
ただ、結婚に神聖的なものを求めいたり、家庭環境を背景に、それを美徳としている方も中にはいらっしゃいますし、そもそも何とも思わない人も少なからずいます。
ですので安牌なアプローチの姿勢としては、男性免疫が少ない事については、恥ずかしがるような事ではなく、むしろ良い事かもしれませんね・・・ぐらいのスタンスが正解なのかもしれません。
実際には妙齢の女性が過去男性とお付き合いした事が無いとか、あっても1名、2名でしかも清い交際のみで、経験が無いなんて聞くと、いろいろな面で不安になります。
女性の処女性や初々しさを求める男性は多いとは思いますが、それも程度問題ですし、ある程度男性の本性や内面に触れたり、現実がわかっている女性のほうが、後からマイナスGAPによって幻滅されなくて良いと私は考えています。
まあ、このあたりは人それぞれの価値観の違いなので、正解があるわけではありません。あくまで私はそう思うだけです。
次回はだんだんと踏み込んだ話をしていくことになります。